2017年7月30日日曜日

桃の世界に満たされて

こんばんは。
夜中に豪雨が降り、今朝は涼しい空気を感じましたが、夕方にはまたまた蒸し暑さが戻ってきました。
今日は日帰りで岡山県赤磐市へ行ってまいりました。
「2017AKAIWA旨いMOMOコンテスト」という桃の品評会に、野菜ソムリエ協会からの審査員の1人として参加させていただきました。

桃は果物の中でも1,2を争う好物。
数種類の桃を食べ比べて、評価を付ける機会は本当にありがたいことでした。

ちなみに、赤磐市は、文字として目にしたことはあったものの、白桃の発祥の地であることはもちろん、岡山県のどこに位置するのかなどまったく存じておりませんでした。

収穫期間は12週間で、生産者さんはこの数日間の食べごろの日のために、365日、懸命に育ててらっしゃるということを実感しました。

16種の桃を食べ比べ、本当にその中で甲乙つけるのは難しいものでした。



柔らかく、ジューシーで、甘さがジュッと口の中に広がるものもあれば、固くて、歯ごたえがあるものの、甘さもしっかりとして、味わい深いものもあり、なにを基準に判断すれば良いのか悩みました。
また、今日のような暑い日には、少し酸味があるものもとても美味しく感じられたりと、美味しさは環境によっても変わるだろうなと感じました。
最終的には、わたしの好み、という基準で順位をつけさせてもらいました。

わたしが出会えた!と感じた桃がありました。
甘さとジューシーさ、食べた後の口の中での余韻のほど、すべてが絶妙で、自然と笑顔になれる桃。
1番のお気に入りは即決定。

みなさまの評価の集計で、その桃、今井浩二さんの清水白桃は一位MVピーチとなりました。



実際にそれぞれの桃を糖度計で測定したところ、必ずしも糖度の高いものが評価が高かったわけでもありませんでした。
好みはあれど、やはり適度なバランスも大切なんでしょうね。

わたしが2番をつけたものは、清水白桃ではありませんでしたが、硬さと甘さのバランスが個性的に感じたもので、糖度はかなり高いものであったことを後から知りました。



味覚って、奥深い。

地元、岡山で活動されている野菜ソムリエの方々の率直な思いやお声を聞けたこと、実際に今井さんの桃を扱っていらっしゃる方の喜ぶお姿などにも触れられたことも、貴重な経験だったと思います。
地元を盛り上げようとする想いの熱さ。
わたしも、自分の地元を、そして今日のようにご縁があって訪れ、その地の方々の想いも、発信したいですね。




産直販売所で買って帰った清水白桃。

たっぷり楽しみながらいただきます♪

2017年7月19日水曜日

ビーツの切り口から滴る汁は、、、鮮やかな赤、まるで。。。

こんにちは。
暑いですね。
というのが、合言葉のような日々です。
さすがに、息子に続き、娘も昨日からエアコンつけて寝始めました。
わたしはまだ、大丈夫です。

子どもたちの、夏休みも目前に迫ってきました。
娘のお弁当生活もひとまず、明日でいったん区切り。
本当にたくさんのお野菜たちに助けられました。
娘も、よく食べてくれました。
彩り代表はやはりトマト。
そして、先月くらいから活躍してくれたのはビーツです。



ビーツといえば、やはりロシア料理のシチュー、ボルシチがまず浮かびます。
ちなみに、学校給食のボルシチが大嫌いで、残して怒られた過去があります。。。
まな板で切ったさなかから、鮮やかな赤色がほとばしります。
これは赤紫色の植物性色素ベタシアニン。
ポリフェノールの一種で抗酸化作用がとりわけ高いと言われています。
ちなみに、赤紫のみならず、黄色や、オレンジ、赤白渦巻き状のものなど、いろいろなビーツもあります。
なんとなく、カブのようにも見え、子どもたちも必ず、これはカブ?と問いますが、テンサイやフダンソウ(スイスチャード)の仲間です。
テンサイの仲間とあってショ糖を多く含みます。
なので、甘さをとても感じるのですね。
見た目のイメージと違う味わいに驚くビーツ。

まずは、スープに入れて。


あとは、生食で、サラダのアクセントに。
そして、ピクルスに。
液に漬けるとたちまち、液が鮮やかな濃いピンク色に変わります。

お弁当に、ビーツのピクルス漬けを入れるのも彩りのアクセントになりますが、それ以上にゆで卵をその液に漬けておくと、さっぱりして、かつ色も素敵なものに。
アレンジ上手なお友達に教えてもらいました♪

卵焼きの中心に垂らしてピンク色の卵焼きにしたり。
ポテトサラダの調味料としてそのピクルス液を和えるのもあり。
ピンク色のポテトサラダは女子力が上がりそう?!
ビーツのおかげで、何日もお弁当のアレンジが楽しめました。




今日は野菜ソムリエのお友達と、これまた野菜ソムリエのべっぴん女将さんのお店(べっぴん野菜と日本酒たまや)でランチをしました。
そこで出していただいたのがビーツのスムージー。
葉は入れたことはありますが、根の部分を用いたことはありませんでした。
合わせる他の野菜果物によって、こんなに美味しく飲みやすくなるとは!

なんといっても色が魅力的ですね♪



2017年7月11日火曜日

収穫!!のお手伝い?!

こんにちは。
ただ、ただ暑いですね。
先週、ようやく扇風機を回して寝付く生活になりました。
エアコンはまだ掃除ができていないので、つけられません。。。
去年の夏は、オリンピックの開会式の日からつけたような気がします。
今年はもっと早いだろうな。

これだけ暑いと、農作業は早朝か夕方かでないとできないようですね。
先日、兵庫県尼崎市のお世話になってる遠藤さんの圃場に、お友だちと寄せてもらいました。
豊富な王様トマトのビニールハウス見学です。
夕方にならなければ、ハウスの中は暑くてならないとのことで、昼下がりからの訪問でした。
なにかお手伝いできることは、、、
と申しましたが、やはりトマトを収穫する作業ひとつでも、素人には難しいようです。
確かに、熟しているものだけを採り、まだのものは置いておき、なおかつ、バランスも崩さずいる、というのは容易いことではありません。
しっかり、完熟してから収穫する王様トマトだからこそ、余計です。

というわけで、芳しいトマトの香りとやミニトマトのグラデーションなどを目で愛で、始終、笑顔が絶えず、眺めてばかりのわたしたちでした。




それでも、なにかやらせてください!
との懇願に、応えてくださり、わたしたちが行ったのは、ジャガイモの掘り起こし。
なかなか力がいるものの、デリケートにやらねば傷をつけてしまう。
ポツンと離れたところにいるものもあったり。

デストロイヤーの花

デストロイヤー まるでサツマイモのよう

デジマの種芋

初めは、ワイワイ話しながらやっていたわたしたちも、いつまで続くのだろう、、、
と段々無言になりました。。。
当たり前ですが、遠藤さんはまぁ、手際よく、たったかたったか進まれる。
これをすべて1人でされる予定だったことに、ただただ尊敬の念を抱かずにいられませんでした。





収穫したジャガイモは、デストロイヤーとデジマという2品種。
これらは近隣の保育園などに届けられるようです。

さらに、いろんな草たちが茂る中でも、元気に育つニンジンを抜かせていただいたり。

この中にニンジンが!!!





こんな近郊の住宅地にひょっこりと点在している畑で、伸び伸びと育った野菜たち。
すべてを1人で管理し、育て、収穫し、袋詰めし、納品される。
想像以上に大変です。
あらためて、感謝です。
本当に。

足手まといにならない範囲で、またお手伝い?させてもらいます!

後日その時の王様トマトとデジマ、ニンジン葉を使ったお弁当も作りました♪




2017年7月6日木曜日

漬けてさっぱりしたものを食べたい時節、初挑戦はらっきょ漬け

こんにちは。
関西は梅雨の中の晴れ間。
九州では、雨が激しく被害も出ているようですが、大丈夫でしょうか。。。 
これ以上被害が拡大しませんように。
自然と共存し、地球と向き合って生きていくことは、人に課せられた必要な大切な課題ですね。

初夏になると、いろいろ漬けたくなります。
ピクルスだったり、マリネだったり。
ビネガー系の飲み物がほしくなります。
やはり、蒸し暑さの中、少しでもさっぱりしたものを身体が求めるのでしょうか。

そんな中、今年初めて漬けたものがあります。
らっきょ。
そもそも、らっきょ漬けも、フレッシュも買ったことすらありませんでした。
お店で取れるようになっていても自ら取って食べることもありませんでした。
つまり、意識して食べたことがありませんでした。
父が好きで、よく勧められたようには思いますが。

先月、野菜ソムリエの先輩によるセミナーランチで、漬けられたらっきょをドレッシングに使っていらっしゃったのがとっても美味しく、ツボにはまり、またそのままでもすごく食べやすく、またシャキシャキとした歯応えで、目から鱗でした。
そのシャキシャキが特徴の福井県の三里浜名産でもある、三年子花らっきょを土付きのままお土産にもいただきました。
3年かけて作られ、小粒で繊維が細かいために、この歯ごたえのらっきょです。

これはやるしかない!
と漬けてみたわけです。

我ながら美味しくできて、しかもこのコリコリ食感。
今まで知らなかったことを、とても損した気がしました。
お酒のアテにもよく合いますね。




たくさんいただいた採れたてキュウリは和風ピクルスに。

お友達からお裾分けしていただいたたくさんのミニトマトはハチミツ入りのピクルスに。
皮を湯剥きする作業が、結構好きだったりします。



そして、遅ればせながら。。。
梅シロップも漬けました。

採れたて青梅をもらったのはもちろん梅の旬の時期。
洗ってヘタを取り、よく拭いて、それを冷凍保存していました。
冷凍することで、繊維が壊れるので、梅エキスが出やすくなり、生の状態から作るより早く作れます。


実際、漬けてから7時間でもうこの状態。


今年はてんさいの氷砂糖で作ってみたので、どんな仕上がりになるか、また別の楽しみがあります。


他にも色の綺麗な果実でいろいろ漬けたいですね。

先月、無事、冷凍生活アドバイザーの資格も取得することができましたし、これから冷凍術を使ったものをどんどんお勧めできたらな、と思います♪

明日は七夕さま。
お天気がまたもや、なんだかなぁ。。。

彦星さまと織姫さまが会えますように。