2020年4月12日日曜日

桜のような色合いの、三田うど

おはようございます。
先週末には満開だった桜も、もう終盤。
今日明日の悪天候で散ってしまいそう。
本来なら満開の中、入学式を迎えらるはずだった人も多いでしょう。
式にタイミングでの満開。
しかも晴れ模様。
なかなか揃いません。
3年前、娘の中学入学式の折には、せっかくの満開にもかかわらず豪雨でした。
先週予定されていた高校入学式が開催されていれば、それは最高の桜日和だったことでしょう。
形ばかりの入学。
本人は高校生の実感がまだ湧かないと申しています。
そりゃそうですよね。
それでも、制服姿で、桜の下で撮影だけしました。

実家の庭の桜が満開に向かっています。



思川(おもいがわ)という品種だそう。
なんて趣のある名前。
調べてみると、栃木県の修道院に咲いていた十月桜から播種、約60年前に開花し、近くの思川に因んで名付けられたようです。
こうなると気になるのが、思川。
栃木の思川は駅名にも、道の駅にもなっているくらいの存在ですが、全国にこの名前の川があることを知りました。

会いたい人に会えない日々。
会えないと思うからこそ、余計に会いたくなる。
もっと普段から会いに行っておけば良かった。
いつかまた、というのは容易いものではないな、と痛感します。
それでも、元気なら、きっとまた会える。
みなさまも、そんな思いを込めて、この思川という桜を愛でてもらえたらなと思います。

桜の話になりましたが、少しはお野菜の話も。
予定していました、春のまなびは、この状況ですので、一部開催できず中止にさせていただきました。
ギリギリ開催できた回に、お越しいただいた方が「独活」の虜になりました。
独活と書いて、うどと読みます。
山菜のひとつですね。

独活は独特の香りとシャキシャキ感が特徴で、古くは薬用植物として、用いられていました。
薬膳的に、水を抜くと言われており、リウマチへの効果が期待されています。
成分として、不足すると疲れやすく抵抗力が弱まるアスパラギン酸を含みます。
また、独特の香りの成分には血液循環を良くする働きもあると言われています。

3月には姿をよく見かけていた独活。
しばらく、旬が終わったと言われ、見かけなくなりました。
ところが、ここ最近、兵庫の名産品、三田うどが並んでいるんです。
これは今食べなきゃ!
捨てるところがないと言われるくらい、隈なく食べられる柔らかく、香り豊かで、白くほんのりピンク色なのが特徴です。




その色が織りなすさまは、桜のよう。
別嬪ですよ。
贔屓目かしら。

うぶ毛をたわしなどで取り、皮ごと調理するもよし、皮を剥いてそれぞれの食べ方でいただくもよし。
新鮮であれば生でも食べられます。



ポリフェノール(あくの成分)を含むので、酢水に浸けると色めを留めることができます。
とはいえ、せっかくの抗酸化物質ポリフェノールは流れ出てしまうので、調理法に合わせて、浸ける浸けないはお選びいただけたら良いかと思います。


こちらは、芽と剥いた皮、レンコンとピーマンとで作ったきんぴら。
あまり得意でない息子でも食べてくれます。




そして、剥いたものを斜め切りにしたものを塩麹に漬けておいたものをぬるま湯で戻した切り干し大根と和えた一品。
菊花も添え、えごま油をさっとかけました。
イタリアンパセリがあったので、のせてみましたが、意外にもなかなか合いましたよ。




他にも、白和えやピクルスなど、生でも茹でても、そして揚げても美味しい独活。
期間限定のお野菜なので、もし見かけたら季節に一度くらいは召し上がってみてください。


おうち時間を過ごすことで、動きが少ないと、どうしても気の巡りが滞りがちにもなります。
香りのものを少しでも取り入れて、身体を整えましょう。


とにかく、もらわないように、そしてうつさない、広げないように。
それを基準に行動して、1日も早い収束を願いましょう。
また、現場で奮闘されている方、私たちがこうして暮らせるように変わらず働いていらっしゃる方々には、本当に感謝です。





今、一番あなたが会いたい人は誰ですか。


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