2018年6月22日金曜日

田植えと茶胡麻の播種体験〜自然と向き合うことの必要さ

こんにちは。
わたしにとって3度目の大きな地震から数日が経ちましたが、毎日、気持ちがなかなか落ち着きません。
いつまたくるのかという恐怖がぬぐいきれません。
揺れの瞬間、一気に7年前の恐怖が蘇り、身体はなにも忘れていませんでした。
とにかく、被害に遭われた方々の1日も早い、生活面はもちろん、心の快復を祈ります。
地球に暮らし、自然と向き合いながら、共存していかなければならないわたしたち。
自然の脅威をも受け止めなきゃならないのは、大きすぎる試練だなとつくづく思います。
その一方で、自然からいただく多くの恵みあってこそ、生きていけるので、やはり感謝の気持ちを忘れてはいけないことも事実で。
難しいですね、、、

その前日に、姫路市夢前町の畑にて、もち米の田植えの体験と、ひょうごの在来種の茶胡麻の播種をしました。
企画してくださった、野菜ソムリエの大先輩の友人が作るお料理は身体が本当に喜び、大地を感じるものが多く、味わうことからもたくさんの学びを得るのですが、その中でもよく登場するのが、こちらの茶胡麻。香り豊かで、これを加えると料理の味に幅が広がります。
その茶胡麻がまた今年も育つことを願って、パラパラと種蒔きならぬ胡麻撒きをしました。



隣接する田んぼでは、大学生の時ぶりの田植え。
泥の中に脚を入れるとなんとも気持ちがいい!


あの時の写真も同じような顔をしていた気がします。

更に、田植え機を使っての田植え体験までさせていただきました。


帰ってその動画を息子に見せると、来年は行きたいそうです!今年も誘ったのに~
まっすぐ運転しなきゃなので、なかなかのハラハラものでした。
手にしろ、機械にしろ、自分が植えたところの育ちが悪いことにならないよう、念じました。

ほかのお野菜も拝見♪

ジャンボピーマンの立派なこと!
家族でその美味しさに唸りながらいただきました


播磨の伝統野菜のしそう三尺きゅうり
あまりの長さにビックリ


ニンジン葉は食べるものの花は初めて
レースフラワーのようで可憐です

フリットにして食べたら、ニンジンの香りのする山菜の天ぷらのようでやみつきになる美味しさ



後日、有機農業を普及させようとご活躍の保田茂先生の講義の2回目を受講しました。
今回は土つくりの大切さ、そして、そこから野菜に吸収されるたくさんの栄養。
それをわたしたちがいただくことにより、身体を作っていく。
とても当たり前でシンプルな流れだけれど、考えずに流れ作業のようにいることに気付かされます。
また、和食は栄養学や栄養バランスという知識のない時代から日本で食べられてきたもの。
身体を作るのに欠かせないカルシウムやマグネシウム、そして鉄などを多く含む野菜を使ったお料理。
例えばひじきの煮物や切り干し大根。
そして、スーパー栄養バランスのお料理、具沢山の味噌汁。
それらに合う主食はお米。
日本人はこの食生活で昔から身体を作ってきたんだなと再認識しました。
米に含まれるケイ素はコラーゲンの成分であり、最近の研究では、禿げ予防に効果があると期待されているそうですよ。
腱や靭帯、血管、骨を丈夫にすることにも寄与されているようです。
小さい頃からの蓄積。
やはりお米をしっかり食べさせて、それに合うものを和に限らずとも、作っていきたいなと改めて思いました。


そんなわけで、いろんな意味で、良いタイミングで田植えをすることができ、良かったです。

また、秋には茶胡麻の収穫も楽しみです♪

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